息子のスマホに映るのは、淫乱な女を演じる私の、絶望の顔でした。
夫とのレスに悩み、出会い系サイトで刹那の快楽を求める母・和歌奈。しかし、その秘密は息子に暴かれてしまう。「あんたの浮気の証拠、全部俺が握ってるよ」――。息子は母の淫らなプロフィールとメッセージを武器に、冷酷な脅迫を開始する。これは、秘密の遊びが発覚したことで、息子に心と体を撮影され、永遠に逃げられない地獄に堕ちた母親の物語。総字数 約3500字―――(試し読み1)その数分後だった。自室のドアが、ノックもなしに静かに開いた。そこに立っていたのは、息子だった。その手には、見慣れたスマートフォンが握られている。そして、和歌奈が画面の中の男と交わしたばかりの、生々しいメッセージを映し出したまま、息子は言った。「エッチしに来たよ」その言葉の意味を、和歌奈は瞬時に理解できなかった。脳が、その冒涜的な響きを拒絶したのだ。混乱は、やがて母親としての怒りへと変わる。「は……? あんた、母親に向かって何を言っているの?」(試し読み2)「親子で、そんな……」「嫌なら、父さんにバラすだけだよ」その一言が、和歌奈の最後の抵抗を打ち砕いた。離婚して、すべてを失い、社会から見捨てられて一人で生きていく未来。それと、息子に身を捧げ、秘密を共有して生きる未来。どちらが地獄かなど、考えるまでもなかった。「うぅ……わ、わかったわよぉ……生でしていいから……だから、お父さんには黙ってて……」涙と共に、承諾の言葉が漏れた。この瞬間、和歌奈は、自分にはもう、拒否するという権利が存在しないことを、はっきりと理解した。(試し読み3)息子は彼女を解放すると、今度は脚を開くように命じた。「はらませてくださいって、自分から、お願いしろよ」秘密の願望が、屈辱的な命令となって突きつけられる。しかし、和歌奈の心は、すでに壊れかけていた。屈辱のあまり、逆に、かつてサイトで演じていた淫らな女の仮面を被ることでしか、精神の平衡を保つことができない。「わたしの淫乱なアソコの中に……あなたのオチンチンで種付けして……はらませてください……」自ら進んで、より卑猥な言葉を口にする。それは、悲痛な自己防衛だった。 d_672252
2025.09.25
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