
【輝石戦隊キボンヌジャー】 戦隊ヒロインは性処理係。桃園由衣の場合。 【プロローグ】『戦隊ヒロインピンチ!丸呑み拘束でレッドと密着脱出不能!編』
【作品内容】ページ数:66頁(表紙等含む)表紙のみAIを一部利用しております。□□□□■□□□□■□□□□■□□□□■□□□□■□□□□■□□□□■□□□□■【本編、冒頭】『プロローグ』はコメディータッチになっております!今、この青き地球は――。 突如として宇宙の深淵から飛来した、ヨドミガルドと名乗る地球外生命体の侵略にさらされていた。人々の営みは脅かされ、都市は炎に包まれ、希望すらも闇に飲み込まれようとしていた。 だが、その最前線に立ち、悪を討たんと輝きを放つ者たちがいる。 それこそが――我らが守護者、輝石戦隊キボンヌジャー!!ドォォォンッ!! 五色の光が走り抜け、瓦礫の広場に戦士たちが降り立った。 彼らの力の源は、ヨドミガルド襲来よりも以前、天を裂く閃光とともに落下してきた謎の隕石に秘められていた。そこから採取された未知の結晶――のちに‘キボンヌストーン’と呼ばれるそれを、人類は叡智によって解析し、やがて超科学の装備‘変身戦闘スーツ’を生み出したのである。 その技術を軸に組織は拡大し、輝石戦隊は世界各地に拠点を持つ国際防衛網へと成長していった。――今回の物語は、その中のひとつ。 日本支部F市基地に所属する、男性四人・女性一人で編成された戦隊メンバーの物語である。◇ ◇ ◇ドゴォォォォンッ!! 高層ビルの影から躍り出たのは、フロッグール。 その巨体は三階建てのマンションに匹敵するほどで、跳ねるたびに道路がひしゃげ、車が宙を舞う。「ゲロロロロローーン!!ゲロォォォ!!」ズルルルッ……ベチャァァッ!! 粘液にまみれた舌が地面を這い、アスファルトをジュゥゥゥッと音を立てて溶かしていく。 すでに住民たちの避難は完了しており、残されたのは破壊された街並みと、戦士たちの眼前に立ちはだかる巨怪のみだった-――。 フロッグール出現の直後、即座に駆けつけていたキボンヌジャーは、すでに戦闘態勢に入っていた。「もぉっ!……化け物め、街をメチャクチャにしちゃってぇ! ゆるさないんだからっ!」 キボンヌピンクが拳を握りしめ、巨大な怪蛙を睨みつけた。「三階建てクラスの怪人なんて、そうそういないぞ……!」 キボンヌブルーが、冷静に敵の規模を分析する。「でもさ、三階建てクラスって……中途半端じゃね? キボンヌロボを出すほどの巨体でもねぇし……!」 キボンヌイエローが、肩をすくめる。「まぁ、そういう事だろ……俺たち五人の力だけで充分倒せるって事だな!」 キボンヌグリーンが、仲間たちに檄を飛ばす。「みんな! 五芒連星の陣形で行くぞ!」 リーダーであるキボンヌレッドが、鋭く叫ぶ。 ‘五芒連星’――五芒星を描くように動き、連続攻撃を繰り出す戦闘パターンだ。「「「「「おおうッ!!!」」」」」バシュゥゥゥンッ!! 五色の光が交差し、戦士たちの姿がフロッグールの巨体へと一斉に立ち向かう!「いっけぇぇぇぇッ!!」 レッドの掛け声と共に、キボンヌジャーの陣形が動き出す――。 気合の入った戦闘開始の声を合図に、五人は瞬時に五方向へと散開。 フロッグールの周囲をグルグルと駆け抜けながら、五芒連星の陣形を描いていく。【体験版に続きが、もう少しあります!】 d_673564