
マネタリウムの香る夜
ネコリス星では、女性が「マタリウム」という植物の香りを嗅ぐと、身体が熱を帯び、(マネタリウムの木にできる実がマタリウムになる。)心がとろけるような陶酔状態に陥る。発情は自然な現象として受け入れられており、町ミャウラでは香りを楽しむための「香浴室(こうよくしつ)」が各所に設けられている。ケイは香浴室で働く若い女性。彼女は香りの調合師として、客の好みに合わせてマタリウムの香りを調整する技術を持っていた。しかし、彼女自身もまた、香りに強く反応する体質を持っており、調合中にふとした拍子で自ら発情してしまうこともあった。ある夜、常連客の一人が持ち込んだ「熟成マタリウム」の香りに、ケイは抗えないほどの衝動を覚える。香りは甘く、湿った夜の空気に溶け込み、彼女の肌を撫でるように広がっていく。呼吸が浅くなり、視線が潤み、身体の奥から疼きがこみ上げる。その夜、ケイは香浴室の奥にある「私室」で、自らの欲望に身を委ねる。マタリウムの香りに包まれながら、彼女は自分の身体と心がどれほど香りに支配されているかを知る。そして、香りを通じて他者と繋がる快楽の深さに、次第に魅了されていく。★画像サイズ:1000 x 1255★画像形式:jpeg形式★合計ページ数 42ページ★おまけCG枚数 14枚(コミックに使用していないCG)★AIモデル:pipi-iL-3D02★AIを素材として利用し、その後漫画に編集しています。 d_662262