
あの日の駄菓子屋のお姉さんが忘れられない
少年の記憶に焼き付いて離れない駄菓子屋のお姉さんの痴態。田舎の祖父母の家で夏休みを過ごすことになったマモル。近所の同級生ダイスケとスグルに誘われ村の駄菓子屋に行け浸りの日々を過ごすようになる。少年たちが毎日のようにここに来るには理由があった。いつもノーブラにタンクトップの薄着で半パンの恰好したお姉さんが店番をしていたからだ。彼女は財火潤美(ざいかうるみ)。いつもきだるそうな態度で愛想はない。だが少年たちにとってこぼれおちそうな巨乳と下着がちらりと見えそうなくらいの魅惑のお尻はダイスケとスグルの毎晩のオカズに事欠かないくらいの存在だったのだ。マモルは彼女と出会い始めの頃は苦手だった。自分の考えを見透かしてくるような侮蔑と飽きれと獲物をみつけて襲い掛かるような三白眼の瞳。恐ろしいのにまた来てしまう。そしてチンチンがでかくなることへの戸惑い。ダイスケとスグルはある日を境に当たりつきのガチャガムを大量に袋に詰めていた。一回10円で出てくる色によって駄菓子をもらえるギャンブルのようなシステムは確かに魅力的だが辺りは滅多に出ない。どうして二人がこれにハマるのか理解できなかった。彼は知らなかった。あたりの裏メニューの存在に。夏休みが終わる。少年は女を知る。自分の本能は正しかったことを悟る。悪魔がいることを知らされる。彼女は獣だった。成長し日々過ごす中で頭に染みついて離れない。55p jpeg + 1p gif2807X4000 jpg d_652512